涙もろさとウクライナ
映画「ひまわり」
斉木:1日2回ぐらい泣くね、俺は
大竹:2回もなくの?1日?
斉木:アンタ泣かない?
大竹:あ~..この話していいかどうかわからないけど、こないだ泣きそうになったのがひとつだけあって「ひまわり」昔のソフィア・ローレン。ひまわりのたくさん咲いてる冒頭、あるでしょ。あれは実はウクライナで撮ってるの。最後のシーンで汽車に乗って別れるシーンがある。兵隊に行った時と同じように。ソフィア・ローレンだけ残ってその映画終わるんだけど、終わったとたんにタイトルバックのソフィア・ローレンって出てくる。そのバックが一面のひまわり
きたろう:ウクライナ
大竹:そのウクライナで今あんなことが起こってるの知ってて、そのひまわりが咲いたところというのがわかると、ラストシーンのひまわり畑のタイトルバック。後ろの絵が強烈に
きたろう:あぁ~戦争とイメージが強烈にきて
大竹:そうだよ。泣きましたね
きたろう:でも結局戦争で、暴力ってのは永遠に怖い、強いね。暴力をなくす方法を考えたほうがいい
斉木:もう一つ言えば、今一番怖いのは何かっつったら、俺たちの頭の上に権(※剣?)がぶら下がってるってことなんだよね
きたろう:権って
斉木:それは何か、核なの。それがあるがために何も周りが言えなくなっちゃう
きたろう:それは暴力というのが絶対的に強いものというのがなくならない限り永遠にありますよ
大竹:だけどさ、人間が作ったものを人間が取り外すこたあできるはずなの
きたろう:うん
大竹:ずいぶん簡単に納得して(笑
斉木:なんでみんな話し合わないんだ
きたろう:小学生でもわかるんだよねえ
斉木:その論理が何で大人たちに通じないのか。たかだか人生100年。ね、いくら威張ったって100年生きないんだよ。そんな奴らが世界の生存の権利を脅かしてていいのか
大竹:それちょっとプーチンに言ってきてくれよ
斉木:本当にそう思うよ
大竹:プーチンあと何年生きるんだ。プーチンは18年やってて間にメトベージェフ挟んで、このあと36年やるって言ってんだぜ、大統領。
斉木:あいつ体鍛えてるからな
大竹:そういうことじゃない(笑)そういうことじゃねえよ
きたろう:一服するか
大竹:お前勝手に休憩するなよ(笑)本番中に休憩言い出すやつ珍しいと思うよ
錦鯉とお見送り芸人しんいち
共通点
大竹:おもしろい
きたろう:センスがね、いいよな。中川家も好きだけど
斉木:お笑いは時代だって言ってたけど、俺なんかの感覚ではないのね。でも見てて面白い
きたろう:俺たちの時よりもレベルは数段上。センスも
大竹:こないだちょっとR-1見てたんだけど、優勝したのはお見送り芸人。その前に錦鯉が優勝したじゃん。あれ見てて思ったんだけど、お客を下からえぐるような笑わせ方するじゃん。上に立たない。
きたろう:見てる人わかりづらいけど、なんか感覚だよね。感覚の問題。へりくだって偉そうにじゃなくて、笑わせる
大竹:今のお笑いから見ると、俺、ホント偉そうだったなと思う
きたろう:でもそういう笑いだからいいんだよ俺たち。そういう笑いだから面白かった。上に行く能力もないし才能もなかった。
大竹:そうなんだよ、問題はそこなんだよな。だから俺下からえぐるように来るやつを、なんかすごいな~と思っちゃって
きたろう:でもシティーボーイズの3人はバランス良く。奇跡だよね。ツッコんでボケて超然といる。こういうのはなかなかいない